「日本語教師が国家資格になるって聞いたけど、オンラインで教えるためにも必要なの?」
そんな風にお悩みだと思います。
結論を言いますと、オンラインで教えるのに、国家資格は必要ありません。
詳しく説明します。
日本語教師の国家資格とは?
日本語教師が国家資格になると言われていますが、どんな国家資格なのでしょうか。
日本語教師の国家資格の名前を、「登録日本語教員」と言います。
「登録⽇本語教員」というのは、認定日本語教育機関で⽇本語を指導することができる日本語教師のことです。
日本語教師の国家資格とは、「認定日本語教育機関」という場所で日本語を教えるために必要な国家資格です。
「認定日本語教育機関」というのは、日本語教育を適正かつ確実に実施することができる日本語教育機関である旨の文部科学大臣の認定を受けた日本語教育機関のことです。
オンラインで教える場合は、「認定日本語教育機関」で教えるわけではありませんので、日本語教師の国家資格をとる必要はありません。
オンラインで教えるのに必要な資格は?
実はオンラインで教えるのに必要な資格ももありません。
オンラインプラットフォームに登録し、申請することで教えることはできます。
実際に資格などがなくても教えている人はいますので、資格がないからとあきらめなくても大丈夫です。
ただ、資格があると、より自信をもって教えることができます。
日本語を教えていると、たくさんの問題にぶちあたります。
学習者の方から聞かれた質問に答えられない。
学習者の日本語が変なんだけど、どうして変なのかわからない。
少しでも日本語教育に関する勉強をしていると、そういった問題に答えられるようになり、自信を持てることで単価アップにつながる道も見えてくると思います。
では日本語教育に関して、どんな資格があるのでしょうか。
日本語教育に関する資格
日本語教育に関する視覚はいくつかありますが、二つご紹介します。
日本語教育能力検定試験
1つは、日本語教育能力検定試験という日本語学習者の多様なニーズに応じた日本語教育を行おうとする方に必要とされる基礎的な知識・能力を検定することを目的としている試験です。
こちらの試験は、筆記試験なので、実務に関する実習などはありません。
また、日本語教育能力検定試験は国家資格に直接結びつく試験ではありません。
日本語教師養成科
もう1つが、日本語教師養成科という養成機関で学習し、修了することです。
日本語教師養成科は全国各地にあります。
もし将来的に国家資格も視野に入れるのであれば、登録日本語教員の資格取得に係る経過措置における、必須の教育内容50項目に対応した日本語教員養成課程等の確認及び平成12年報告に対応した日本語教員養成課程をうけるといいです。
最後に
オンラインで教えるのに国家資格を取る必要はないこと、また、日本語教育に関する資格についてお伝えしました。
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