「安定した仕事」か、「やりたい仕事」か、どちらを選ぶのがいいのか、と考えたことはありますか。
世の中には、「安定した仕事がいい」という人もいれば、「やりたい仕事をした方がいい」という人もいます。
「安定した仕事」か、「やりたい仕事」か、わたしの考えをお伝えしようと思います。
「安定した仕事」を優先した結果
わたしは以前、安定した正社員の仕事をしていたときに、日本語教師になろうかと悩んだ時期がありました。
当時は貿易関連の会社で正社員の仕事をしていましたが、「日本語教師」という仕事へのあこがれが頭から離れず、いろんな学校の資料を取り寄せたり、見学に行ってみたりしていました。
ですが、周りの人(家族や友達など)に相談しても反対されてばかりで、仕事を辞めて「日本語教師」をめざす勇気がもてませんでした。
いわゆる「安定した」正社員の仕事を優先し、日本語教師という「やりたい仕事」を諦めました。
結果、わたしはその数年後に大きな病気をして、死に際をさまよったあとに、日本語教師を目指すことに決めました。
将来性だけがすべてではない
以前、日本語教師には将来性があるのかというのを考えてみました。
この記事を書きながら強く感じたのが、将来性を考えるのも大事だけど、将来性だけがすべてではないということです。
わたしは、周りがよしとする「安定した」正社員の仕事を優先した結果、大きな病気をして、死に直面する日々を送ったことで、「自分が本当にやりたかったこと」に気付くことができました。
自分の気持ちはどう?
日本語教師という仕事が視野に入るということは、自分の興味関心がそこにあるということではないでしょうか。
自分の経験や得意が生かせたり、自分のやりたいことだったり、すこしでも自分の夢に近づくようであれば、自分の人生経験として、日本語教師という仕事についてみるという考えもあります。
わたしが日本語教師に向いていると思う人について、書いた記事があります。
もし当てはまるのであれば、きっと日本語教師がたのしく感じると思います。
一生、日本語教師をするわけではない
そして、いま日本語教師になろうと思って勉強を始めたとして、死ぬまで一生日本語教師しかしないという可能性も少ないと感じます。
今後、医療等の発達で、平均寿命が延びていき、人生100年時代と言われることも多くなりました。
グローバル化の進展、テクノロジーの変化などがあり、学校を卒業した後に1つの職業のみで一生を終えられる可能性は少ないのではないかと思います。
このような様々な変化に向けて準備し、適切に対処しながら、様々な職についていく必要があるのではないかと感じたりもします。
これは「LIFESHIFT」という本を読んで、感じたことです。
階段を上るように一歩一歩進んでいく
まずはいま興味関心のある日本語教師になってみて、これから先自分に必要なことはなんだろうか、ともっと先の将来のことを考えるのもいいと思います。
階段を一段一段のぼっていくように、いま目の前の関心事にまずは取り組んでみる、それからまた一段のぼって先のことを考えてみる。
そのように進んでいくことは、なにもせずに過ごすよりも、未来が明るくなっていくと思います。
最後に
今回は、「安定した仕事」か「やりたい仕事」かについて、わたしの経験をお話してみました。
自分の気持ちは自分にしかわかりませんし、自分の人生は自分にしか送れません。
もし日本語教師に少しでも興味があるのであれば、ぜひ挑戦してみてください!
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