「日本語教師になりたいけど、悩んでいる」
「いまの仕事を辞めて、日本語教師になっても大丈夫かな」
そんな方に向けて、わたしが日本語教師になろうと思ったきっかけをお話ししようと思います。
わたしは民間企業で働いてから、転職して日本語教師になりました。
どうして日本語教師になろうと思ったのかというと、たった一つの出来事が直接「日本語教師になりたい」という強い気持ちを抱かせたわけではありません。
これからお話しする一つ一つの出来事が積み重なり、やがて、
「日本語をおしえられるかな」という興味、
「日本語教師になれるかな」という希望、
「日本語教師をやってみようかな」という考え、
「日本語教師になろう」という強い決意になりました。
わたしにとってのきっかけを一つ一つ書いてみます。
1.日本語について聞かれる機会が多かったから
学生時代に留学していたこともあり、外国人の方から日本語について聞かれる機会がとても多かったです。
でも、「どうして日本語ではこういうの?」と聞かれてもまったく答えられませんでした。
学生時代は、日本語をしゃべれるのに、質問に答えるのって難しいなぁと漠然と思っていました。
その時に「日本語教師」という仕事があることを知りました。
2.語学勉強が好きだったから
わたしは学生時代に中国語を勉強していました。
日本語について聞かれたときに、勉強している中国語と比較しながら、いろいろな質問の答えを探していました。
違う言語でも、「語学学習」という面ではとても似ていることが多いということに気付き、そこに楽しさを感じている自分がいました。
母国語である「日本語」を自然と習得してしまったから、勉強したことなかったけど、外国語として「日本語」と接するのもおもしろいなぁと思っていました。
3.自分の語学力を生かしたいとおもったから
留学から日本に帰ってきたときに、中国語を使いたくてもなかなか使う場所が見つからなかった時期がありました。
それまで周りには外国人ばかりがいた環境から、日本人しかいない環境に変わり、外国人がいる場所を求めていたときに、「日本語教師」という仕事だったら、たくさんの外国人と過ごすことができ、もしかしたら中国語を使う機会も増えるかもしれないと考え日本語教師という仕事に興味をもちました。
その時ちょうど外資系企業での仕事が見つかり就職をしたので、結局日本語教師への道には進みませんでした。
4.教えることがたのしいと思ったから
外資系企業での仕事を辞め、ぷらぷらしていたときに、知人から「中国語を教えてくれない?」と頼まれ、人生で初めて中国語を教えることになりました。
頼まれたときは「おしえる仕事なんてできない」と思っていたのですが、知っていることを一つ一つ伝えていたら、とても感謝され、どうやったらもっとわかりやすく伝えられるだろう?と考えることがとても楽しいことを知りました。
「おしえる仕事なんてできない」と思っていたのが、この経験のおかげで新しい楽しさに気付くことができました。
5.自分の外国での経験が生かせると思ったから
またまた外資系企業での仕事を辞め、ぷらぷらしていたときに、通訳ボランティアというものに登録し、外国の小中学生に授業の通訳をするボランティアをしていました。
外国の小中学生が学校でなじめずにいたり、自分が気付いたことを少し伝えたことで、笑顔になる姿を見たときに、自分が外国で過ごしたときの経験が、こんな風に役に立つんだと思い、再度わたしは外国人と関わる仕事をしたいと思うようになりました。
6.日本語教師になって役に立ちたいと思ったから
ボランティアをする中で、外国の小中学生が日本語学習に苦戦している姿を見ていると、自分にできることってなんだろうと考える日々が増えました。
わたしはこの子たちの役に立つ仕事をしたいと考え、「日本語教師になる」決意を固め、養成科に申し込みをしました。
最後に
わたしが「日本語教師になろう」と思ったのは、ちょうど仕事を辞めていたタイミングだったので、新しい仕事への転職もしやすい時期でした。
「日本語教師」になる前にもたくさんのチャンスがあり、「日本語教師」になることを考えましたが、適正なタイミングはめぐってくるのだなぁと感じます。
もし「日本語教師になろうか悩んでいる」という方がいれば、ぜひご相談ください(^^)
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